業績部門褒賞

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第34回 平成24年度(2012年)

業績題目:連携と認知 ~十勝地域における公共交通活性化の取り組み~

受賞者:帯広市、十勝バス株式会社  北海道拓殖バス株式会社、大正交通有限会社  毎日交通株式会社、株式会社エコERC  一般社団法人北海道開発技術センター

受賞理由:

帯広市を中核都市とする十勝地域は、自動車への依存度が高く、路線バスの利用者は、昭和44年度から平成20年度の間に80%以上減少しました。このため帯広市では平成13年度から平成23年度にかけ公共交通を活性化させる計画を策定し、10年以上に渡り継続的かつ精力的に路線バスの利用促進活動を行ってきました。 この活動では、農村部での乗合バス本格運行を始めたり、小学校・高齢者の路線バス利用促進のための出前講座を行うなど、公共交通機関を利用し自動車に頼らない多面的なコミュニケーション施策を実施してきました。この出前講座については、路線バス利用促進効果が明確に確認でき、現在も継続されていることや、バス事業者、民間事業者、行政が連携して実施している点も評価に値するものと考えます。 このように、帯広、十勝地域における公共交通活性化の取り組みは、「広がりと普及」、「連携と認知」が極めて望ましい形で存在しており、公共交通利用者の減少と衰退は,地域の連携による努力によって食い止めることができるという事例であると言うことができます。

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