ブックレットNo.2

ブックレットNo.2 page 11/72

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Yukihiro Kidokoro 道路料金政策の新展開9政府はいわば、生まれながらにして独占企業なのです。そこで、どのように社会的に望ましい状態をつくるかですが、政府が民間部門をまねるのが解決策です。つまり、価格と限....

Yukihiro Kidokoro 道路料金政策の新展開9政府はいわば、生まれながらにして独占企業なのです。そこで、どのように社会的に望ましい状態をつくるかですが、政府が民間部門をまねるのが解決策です。つまり、価格と限界費用が等しくなるように、価格を決めてやる。これが政府部門に対する一つの処方箋です。これに対し、「いや、政府がそんなことをできるわけがない」という議論もあります。つまり、官僚が自分勝手にやるから、政府にそんなことを求めても無駄だという考えです。しかし、これまでの主流の考え方では、政府は国民のことをきちんと考慮しており、最も望ましい状態に持って行けるということが前提になっています。 このほかの解決策としては、政府が業務の一部を入札にかけて、最低価格を提示した企業と契約するという方法もあります。これは言ってみれば、擬似的に競争を導入する方法です。しかし、基本的には、政府部門の価格と限界費用が等しくなるように、価格を決めてやることが一つの解決策です。高速道路サービスの限界費用 話が少し逸れましたが、高速道路で価格と限界費用が等しくなるように、価格を決めるとはどういうことなのか、という話に戻ります。これを考えるためには、高速道路の限界費用とは何かを、まず確認しておく必要があります。