ブックレットNo.2

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Yukihiro Kidokoro 道路料金政策の新展開11を出さない車が普及したとしても、外部性の大部分を占める混雑の費用は残るでしょう。以前、トヨタ自動車の渡辺社長が、「究極の車とは筋斗雲である」と言われましたが、筋....

Yukihiro Kidokoro 道路料金政策の新展開11を出さない車が普及したとしても、外部性の大部分を占める混雑の費用は残るでしょう。以前、トヨタ自動車の渡辺社長が、「究極の車とは筋斗雲である」と言われましたが、筋斗雲の時代になって、本当に混雑を避けて走れるようになれば、社会的限界費用は考えなくてもよくなります。しかし、道路の混雑が発生する限りは、社会的限界費用はとても大きいのです。 いま、自動車は社会的限界費用が大きいということで、利用に重い税をかけるのが世界のトレンドです。その根底にあるのが、この混雑の費用なのです。そのため環境に優しい車が、今後出てきたとしても、こうした混雑の費用が残る限りは、車に対して税金をかけるというトレンドは、なくならないと思います。道路課金の経済的根拠は価格と社会的限界費用がずれている点にあります。つまり、これらを一致させるために、燃料税や高速道路料金が必要になるのです。混雑を解消するための道路課金 次に、道路課金を考える前提として、なぜ混雑が生じるかを考えてみます。(資料2)これは、「需要と供給を比較して、需要のほうが大きいから」ということに尽きます。なぜ需要と供給がバランスしなくて、需要のほうが大きいのか。これも答えは一つしかなくて、「供給に対して価格が低すぎる」からです。では、需要が供給を上回る状態は、どのように解消される