ブックレットNo.2

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Yukihiro Kidokoro 道路料金政策の新展開15のほうが社会的限界費用よりも高くなり、混雑が激しかったら、社会的限界費用が価格よりも高くなる場合があります。 代替的交通手段の価格が社会的限界費用より高い場合に....

Yukihiro Kidokoro 道路料金政策の新展開15のほうが社会的限界費用よりも高くなり、混雑が激しかったら、社会的限界費用が価格よりも高くなる場合があります。 代替的交通手段の価格が社会的限界費用より高い場合に高速料金を値下げすると、鉄道やフェリーから高速道路へ利用が移ります。その際、鉄道やフェリーは、固定費用をカバーしなければならないために、価格のほうが社会的限界費用より高くなっていますので、この二つの差を表す「社会的余剰」はプラスの状態にあります。そこで価格を値下げすると、この社会的余剰が減少しますので、この減少分を考慮する必要があります。これはつまり、鉄道やフェリーに与える負の効果を考慮に入れて、高速道路料金政策を考えるべきだということです。 逆に、鉄道が混雑している場合、つまり社会的限界費用が価格より高く、社会的余剰がマイナスの状態の場合、高速道路料金の値下げで、鉄道から高速道路へ利用がシフトし、鉄道の混雑を肩代わりし、社会的余剰が発生することになります。このような追加的な効果を考慮して、料金を決定することが大切です。高速道路料金と経済効果・公平性 ところで、政府がよく考えることに、「高速道路の値下げによる観光地の経済効果」があります。観光地を訪れる人が増えて、その土地の土産物の売上が増えるという話ですが、これ