ブックレットNo.2

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20計制度が支持されることになります。しかし、これは現実的でしょうか? この定理は、実はとても厳しい仮定の上に成立しているものであって、あくまでも近似としての目安にはなっても、現実に応用できるかというと....

20計制度が支持されることになります。しかし、これは現実的でしょうか? この定理は、実はとても厳しい仮定の上に成立しているものであって、あくまでも近似としての目安にはなっても、現実に応用できるかというと、かなり理論と現実の差があるように思います。それゆえこの定理を根拠として、単純に受益者負担が望ましい、道路特定財源のような特別会計制度は正しいと考えるのは、ちょっと危険ではないかというのが私の考えです。経済学のモデル設定の非現実性 経済学は、先ほども述べたように、いろいろな分野から理論を借りてきて、それを継ぎはぎして人間行動に当てはめ、分析を行っている学問です。その際、具体的には、モデル分析という方法を使います。つまり、非常に単純化したモデルをつくって、とてもきれいな結論を導くというのが、経済学の基本的な考え方で、こうしたモデルを使って見通しのよい結果を得ることが、それなりに有益であると考えられています。しかし、モデルとは本来、現実のある一面を捉えたものであることが多く、ほかの部分は捨象されます。モデルと現実の間には、当然大きなギャップがあり、そのため経済学のモデルは、非現実的だという批判がよくあります。 しかし、私は、問題は、モデルが非現実的だということではなくて、モデルの分析で得た