ブックレットNo.2

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Yukihiro Kidokoro 道路料金政策の新展開27資料3 分析の主な結果●道路への課金(燃料税、高速道路料金)を強化し、その収入で鉄道の輸送力増強を行うことによって、社会的により効率的な状況をつくり出すことがで....

Yukihiro Kidokoro 道路料金政策の新展開27資料3 分析の主な結果●道路への課金(燃料税、高速道路料金)を強化し、その収入で鉄道の輸送力増強を行うことによって、社会的により効率的な状況をつくり出すことができる●この点では、ロンドンやストックホルムの混雑税のように、道路料金収入で公共交通を整備する政策は経済学的に正しいと言える●しかし、道路と鉄道の両方が混雑している状況では、道路料金収入を道路容量の拡大にあてても、社会的により効率的な状況をつくり出すことができる●道路と鉄道のどちらの整備をするのが望ましいかについては、鉄道の輸送力増強費用、道路の混雑程度に依存する。●したがって、混雑税収入を一概に公共交通の整備に充てるのが正解ではなく、混雑税が導入される地域の実情をよく知る必要がある●道路と鉄道の両方が混雑している状況では、鉄道への補助金政策はうまく機能しない●道路があまり混雑していない ⇒ 道路容量の拡大は社会的に大きな無駄混雑税収入で鉄道の輸送力増強を行うことが魅力的に●鉄道の輸送力増強費用が低い ⇒●鉄道への補助金政策のポイントは、道路から鉄道へ需要を移すことにより、道路の混雑を改善することにあるが、鉄道も込んでいる状況では、鉄道へ需要を移すことが必ずしも望ましいわけではない●鉄道への補助金政策がうまく機能するのは、鉄道の容量が十分にあって、道路から鉄道へ需要を移すことで、道路混雑は解消するが、鉄道の混雑がひどくならないという条件が必要〈首都圏のラッシュ時の混雑は、多くの乗客にとって不快であり、列車の遅延にもつながっている。列車の混雑が激しくなることによって、乗客の不快感や遅延はさらに激しくなる〉