ブックレットNo.2

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Mariko Futamura 国際港湾競争と日本の戦略39の両面から考察してみます。需要サイドには、まず船社がいます。大阪と神戸は距離的に非常に近いので、大阪港に停泊したら神戸港に行くことはないし、神戸港に停泊したら、大阪港でまた泊ることはまずないでしょう。どちらかで一気に荷物を下ろし、例えば神戸港に下ろして、大阪向けの貨物はそこからトラックで横持ちをするのが、費用を最小化していく手法であると考えられます。実際に定期船の航路などを見ても、やはり大阪港に寄って神戸港に寄ることはなく、またその逆もないということです。やはり商圏を同じくする二つの港湾であったら、需要サイドにとって最適などちらか一つの港湾を選択するのだろう、要は一か〇(ゼロ)かの選択が、ここで出ている状況です。 となれば、神戸から見たら、大阪に勝つにはどうすればいいのかを、まず考えなければいけません。さて、需要サイドと供給サイドの行動原則というものを短期、いわゆる施設、固定費部分を変更できないような極めて短い時間で考えてみました。需要サイドにいる荷主としては、任意の貨物輸送について費用最小化をしたいでしょう。さらに付加価値(サービス水準)の高い港湾を選ぶに違いない、と思われます。一方、船会社は引き受けた貨物を最小の費用で輸送し、利潤最大化を目指すことが考えられます。 一方、供給サイドにいる港湾事業者は、事業主体によって目的が変わってくると思われます。公的な主体であれば、おそらく取扱貨物量を最大化することが一つの目的になってくると思われます。しかし、民間事業者でしたら、利潤の最大化を目指すでしょう。何がどう違うの