ブックレットNo.2

ブックレットNo.2 page 59/72

電子ブックを開く

このページは ブックレットNo.2 の電子ブックに掲載されている59ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
Yuto Kitamura途上国の教育普及と教育開発研究の役割-教育を通して「市民」を育てる-57差の是正や学校における学習成果の向上などの課題に対して、具体的な取り組みを提示しきれていないことが指摘できる。 その....

Yuto Kitamura途上国の教育普及と教育開発研究の役割-教育を通して「市民」を育てる-57差の是正や学校における学習成果の向上などの課題に対して、具体的な取り組みを提示しきれていないことが指摘できる。 その原因として、政策レベルでは二〇一五年までに国際目標を達成したいという援助側の強い要望と、政府側の政権の持続と安定という動機が結びつき、教育に多額の資金が投入されるのにもかかわらず政策対話の過程に一般の人々が参加する機会が保障されることはなく、教育がポピュリズムによって政治の手段化してしまうといった状況がしばしば起こっているからだと考えられる。 そうしたなか、改めて教育改革の担い手が誰であるべきかを考えることが必要である。その問いかけに対する答えは、まず何といっても「市民」であり、政府や国際機関といった公的なアクターは、あくまでも「市民」の自立的・自律的な改革を支援する役割を果たすべきである。新自由主義の影響とESD グローバル化する今日の国際社会において、先進国と途上国の区別なく画一的な教育改革が、新自由主義的なイデオロギーの影響を色濃く受けながら進行している。そこでは、規制緩和や地方分権化、市場経済の競争原理などが教育部門にも持ち込まれ、学校や教師の自立・