ブックレットNo.2

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概要:
Yukihiro Kidokoro 道路料金政策の新展開7い状態なのです。 したがって、財の生産では必ず資源を消費しますが、それに見合った価格が市場で付いているので、「良いものを安く」ということは、経済学ではあり得ませ....

Yukihiro Kidokoro 道路料金政策の新展開7い状態なのです。 したがって、財の生産では必ず資源を消費しますが、それに見合った価格が市場で付いているので、「良いものを安く」ということは、経済学ではあり得ません。良いものはそれなりに値段が高く、悪いものは安いというのが、経済学で考える最も望ましい状態なのです。それが民間部門であれば、競争がこの価格と限界費用を一致させる働きをします。これが、いわゆる市場メカニズムと呼ばれるもので、経済学者がアダム・スミスの時代から、ずっと信奉してきた根本原理です。 ですから、「競争を導入しろ」という話がよくマスコミに出てきますが、その理論的根拠は、基本的には競争の結果、価格と限界費用が一致して、社会的に最も望ましい状態が出現する、という考え方に立っています。競争が基本なので、重要なことは、競争を妨げる規制を緩和・撤廃することであり、それを行えば必ず競争が高まって、価格と限界費用が一致する方向に動くと考えている資料1 経済学の単純な基本原理●限界費用とは、財を追加的に生産するときにかかる費用●価格が限界費用よりも大きければ、別の企業が参入し、利益を得る●一方、価格が限界費用よりも小さければ、この企業は撤退する (生産をやめて利益をゼロにしたほうがよい)競争が価格と限界費用を一致させる