安全でエコなラウンドアバウトの実用展開に関する研究(H2303プロジェクト)

 平面交差部では出会い頭や右折対直進などの交通事故が後を絶ちません。信号機の設置だけでは根本的な解決策とならない場合も多く、また交通量の少ない平面交差部での信号機の設置は、遅れや環境負荷をもたらします。このような問題点に対して、欧米諸国では近年ラウンドアバウトを積極的に導入し、安全で低コスト・低環境負荷(エコ)な平面交差部を実現しています。しかし、日本ではラウンドアバウトに関する認知度が低いことや説得力のある実データの蓄積不足から、実用化へのハードルは依然高い状況です。
 そこで本プロジェクトでは、行政機関と連携して実道実験を行い、これより様々な実データを収集することで、上記の障害を順次克服し、本格導入のための環境を整えることを目的とし、平成21年度より研究調査を進めています。
 今年度は、昨年度、社会実験を実施した飯田市吾妻町ラウンドアバウト(通称「吾妻町ロータリー」)において、より安全な交差点を目指して、歩行者の安全対策についての社会実験に取り組んでいます。

ラウンドアバウト

ラウンドアバウト(Roundabout)とは、『環道交通流に優先権があり、かつ環道交通流は信号機や一時停止などにより中断されない、円形の平面交差部の一方通行制御方式』です。


横断歩行者注意喚起システム実証社会実験を行いました

 横断歩道部において、横断歩行者感知式注意喚起システム(発光鋲)を設置し、安全性向上の効果について検証を行いました。

期間: 平成23年11月7日~平成24年1月12日
場所: 長野県飯田市吾妻町ラウンドアバウト(通称「吾妻町ロータリー」)
実験の概要(PDFファイル)



昨年度の実験について

 昨年度は、飯田市の吾妻町ラウンドアバウト(通称「吾妻町ロータリー」)において、路面標示や各種安全デバイス設置を行い、本格的ラウンドアバウトとしての構造改良効果を実道で実証するための社会実験を実施しました。
実験の概要(PDFファイル)

 また、飯田市では、昨年度の実験結果をもとに、より安全な交差点を目指して、交差点改良工事を行っています。改良の概要は、飯田市HPをご覧ください。