論文部門褒賞

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第34回 平成24年度(2012年)

論文表題:
Reconstruction of the Aceh Region following the 2004 Indian Ocean tsunami disaster: A transportation perspective
IATSS RESEARCH Vol.36,No.1 掲載

受賞者:松丸 亮、永見 光三、竹谷 公男

受賞理由:

本論文は2004年に発生したインド洋大津波から復興しようとするスマトラ・アチェ地区を取り上げて、復興の実態・問題点を「交通」の側面から分析したものです。「交通」に着眼し様々な分析を重ねて、我々に改めて被災地復興の難しさを認識させています。ここで示されている知見の多くは現地調査、インタビューといった地道な活動から生み出されたもので、次の災害を意識した被災地の道路計画の在り方、移転住宅地における公共交通サービスの問題、幹線交通体系の迅速な復旧・復興の必要性といった指摘は極めて普遍的なもので、「交通」を切り口として大災害に挑戦する今後の活動に大きな示唆を与えるものであると思われます。

論文表題:
Comparing the self-assessed and examiner-assessed driving skills of Japanese driving school students
IATSS RESEARCH Vol.35,No.2 掲載

受賞者:中井 宏、臼井 伸之介

受賞理由:

本論文は、「自分の運転を正しく認識する」ということの必要性を示唆した研究報告です。日本の教習内容にはその要素がないため、初心者ドライバーを対象に実態調査・分析を行い、自分の運転を過大評価する傾向があることを示しています。教育効果を高めるために自分の運転を正しく評価できるような教育が必要であり、技能を具体的に評価させ、実技や試験の評価をフィードバックする仕組みが重要であるとしています。 「自己認識」は、自分自身をコントロールするための要素で、自分の行動の安全性を保ち、あらゆる安全の保持のために重要です。日本では、この要素を取り入れた教習機関は少なく、「自己認識」の教育を取り入れる重要性を示唆したことは意義のあることだといえます。

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