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設立趣旨

モータリゼーションの進展は、人間生活に多大な便益をもたらしたが、一方では、交通事故をはじめ、交通渋滞、交通公害等の各種障害を引き起こしている。これらの各種障害に対しては、今や人類の英知と勇気を持って緊急に対策を講じなければならない。

交通事故をはじめとする各種の交通障害は、人間、機械及び環境の各要素が複雑にからみ合って生じるものであり、これらの問題を解決するためには、交通関係の専門分野を含む各界の知識を集結し、人間、機械及び環境の有機的結びつきの実態を解明して、望ましい道路交通のあり方を探求する必要がある。

このような観点に立って、広く内外の知識及び経験の交流を図るとともに、専門家を含むあらゆる人々が、交通社会の現状及び将来のあり方について自由に討議し、研究する場として、新たに財団法人国際交通安全学会を設立し、交通及びその安全に関する重点的かつ速やかな調査研究、各種研究会の開催、研究、教育その他の活動に対する褒賞及び助成等、時代の要請に即応した事業活動を活発に展開し、もって理想的な交通社会の実現に寄与しようとするものである。

昭和49年9月17日

目指すもの

当学会の活動の目的とその展開にあたっての特徴はすべて設立趣意に依拠し、目的は設立趣意書末尾に記される「理想的な交通社会の実現に寄与」に集約しています。また展開にあたっての特徴も、設立趣意書に記されるとおり、交通が社会の多様な価値観や局面、さらに時間軸も加わって重層的に関わっていることから、アプローチでは自然・社会・人文等の諸領域にまたがる「学際性」と、国内・海外という限られた発想にとらわれない「国際性」を重視し、 またアウトプットでは目的達成に直結する「実際性」と「先見性」を重視しています。すべての活動は、常にこの目的と特徴を基点におき展開しています。

活動の目的
「理想的な交通社会の実現に寄与」
展開にあたっての特徴
アプローチ:「学際性」と「国際性」
アウトプット:「実際性」と「先見性」

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