研究調査
research study
ジュニアシート使用率向上に向けた、交通安全情報発信の在り方の研究
プロジェクトリーダー:岩貞 るみこ
年度:2025年, プロジェクトナンバー:2502A
背景と目的
近年、ジュニアシート未使用による子どもの死傷事故が後を絶たない。この背景には、交通安全に関する適切な情報が十分に伝わっていないことが一因として挙げられる。従来のpush型情報提供では関心の低い層への浸透が難しく、pull型時代に即した新たなアプローチが求められる。本プロジェクトでは、現状を把握したうえで、保護者が自ら情報を探しやすい仕組みを提案していく。
期待される成果
交通安全に関する情報が伝わらないことによる死傷事故はCRSだけの問題ではなく、シートベルト着用、自転車や二輪車のヘルメット着用、ルール違反が大きな問題となっている電動キックボードの利用、歩行者の安全対策など広範な交通安全課題にも共通するものであり、学際的な研究ができるIATSSで取り組むべきものと考える。CRSや、電動キックボードを利用する若い世代は新たな情報入手ツールを活用しているのに対し、安全の一次情報発信を担う大手企業や団体では未だ旧態依然としたやり方が続けられているところが多く、現状を認識してはいるものの改善策を模索している段階にとどまっている。生成AIを通じて情報を得る時代にも対応できる方法を提案し、道路交通社会全体の安全へとつなげていく。