研究調査
research study
日本型ラウンドアバウトの普及加速に向けての調査研究
プロジェクトリーダー:中村 英樹
年度:2025年, プロジェクトナンバー:2509A
背景と目的
本研究プロジェクトでは,日本のラウンドアバウト(RAB)で特に重視されると考えられる,省スペース,省コスト,簡易設計,多様な利用者,合意形成プロセスなど,導入に際しての課題対応について,我が国独自のスペックや手法を明らかにし,これらを積極的に発信していくことにより,普及促進に資することを目的とする。
今年度は,諫早市で本年2月から社会実験を開始した小型RABの幾何構造を変更し,事前事後の挙動データの分析を行うとともに,これらをもとに日本型RABの基本構造について提案を行う。また,RABセミナーを実施するとともに,RAB国際会議で本プロジェクトの活動を報告する。
期待される成果
先見性:信号機撤去ニーズ,省スペース,交差点の自動運転対応などを見据えた日本型RABの検討
実際性:省コストの日本型RABのスペックや導入手法を明確化し,社会実験を実施する。これまで以上に社会実装を加速する。
独自性:日本独自のRABスペックを提示,諸外国のRABとの相違を明示