研究調査

research study

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自転車を活用した公共空間変革のためのオープンストリートイベントの実施

プロジェクトリーダー:吉田 長裕
年度:2026年, プロジェクトナンバー:2609A

背景と目的

50年の歴史を持つボゴタのシクロビアに代表されるオープンストリートは、市民のWell-beingを高める施策として、世界400以上の都市で定着している。しかしながら、国内では類似イベントの実践例が少なく、関連制度の障壁の有無や都市計画上の意義も不明瞭なままである。そこで、本PLでは、関連する世界事例を体系的に整理し、日本での展開における継続的な効果と制度的課題を明らかにすることを目的とする。提案者は、国際的な自転車パレードの参加・企画経験を活かし、2027年開催Velo-city愛媛におけるパレードを、都市空間の変革を先導する先駆的モデルとなるように後方支援することを想定している。地域に根ざした実装アクションを特定・実施するとともに、地域経済、市民の幸福度への影響を多角的なエビデンスに基づき検証する。本研究を通じて、一過性のイベントで終わらせない「日本型オープンストリート」の実装に向けた関連制度基盤の構築に貢献する。

日本型オープンストリートの概要:日本の現行制度の課題(行政手続きや合意形成)をクリアした上で、継続的な都市交通・空間の民主的活用を可能にする仕組みのこと

期待される成果

本PLは、一過性のイベントを都市変革の端緒(タクティカル・アーバニズム)と捉え、以下の成果を目指す。
 第一に、住民発意の都市交通及び空間の変革プロセスとイベントとの関係を特定する。単なるレクリエーションに留まらないイベントの意義や仕組みを解明することで、現行制度の改善を促し、継続的な都市交通及び空間の民主的な活用の基盤を築く。
 第二に、関係者間の合意形成や行政手続きに資する「標準プロトコル」を策定・共有する。先行事例の知見やノウハウを体系化することで、他地域でのイベント実施ハードルを緩和し、全国的なオープンストリートの普及を支援する。
 第三に、暫定的なイベントを、将来的なサイクラブル・ウォーカブルな都市空間へと恒久化するための「実装ガイドライン」を提示する。
 これらにより、自転車イベントを契機とした都市構造の転換を促し、地域経済の活性化と市民のウェルビーイング向上という持続可能なサイクルの実現を目指す。

目指している社会実装:
自転車イベントを契機とした都市構造の転換と、それによる地域経済の活性化・市民のウェルビーイング向上の実現。そのための具体的なツールとして、以下の3点の策定・提示を目指す。行政手続きを円滑にする「標準ルール・手続き」の提示、恒久的な空間整備のための「実装ガイドライン」提示、2027年「Velo-city 愛媛」での大規模自転車パレードでのガイドライン適用とその効果検証によるガイドライン内容の修正

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