research study
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「天下の公道」と生活道路に関する研究 ～ソフトライジングボラードの実用化に向けた運用上の課題とその解決方法～
背景と目的
H24年度の研究において、・ライジングボラードの法的位置づけの整理、・海外の普及状況の確認、・敷地内実験による動作性等の確認を行うことができた。
H25年度においては、わが国の公道への導入を目指すうえでの運用上の課題を整理し、その解決方法を見出すことを目的とする。
※導入を検討するライジングボラードは、H24年度開発した「ソフトライジングボラード（緊急時下降ボタン付き）」とする
具体的な検討課題としては、ライジングボラードを設置する場合の設置主体や管理主体、ICカード等の発行主体、ICカード等の交付の対象とする車両の選別及びICカード等の交付までの流れ等、運用上の具体的課題等を取り上げる。また、車両感知センサーやボラードの視認性、ボラード周辺の道路の設えも重要課題である。
さらに、海外における法的位置づけや運用上の課題解決方法をさらに深く掘り下げて研究する。
期待される成果
①文献調査・欧州諸国の導入都市の調査
・ドイツの「道路指定」とライジングボラード
・フランスドイツの政府系研究機関へのヒアリング（特に運用上の課題等）
②ソフトライジングボラードの公道導入を巡る議論
・昨年度の議論に引き続き、ライジングボラードについての運用上の課題について、法律、心理学、工学の各観点からの議論を深める。
・H25年度に導入が検討されている地区についてヒアリングを行い、論点を把握する。
・仮にそれらの地区での導入が実現した場合、地元との調整ができれば、各種調査を実施し、運用後の状況を確認。
③スクールゾーンへのソフトライジングボラードの導入に関する検討
・通行時間帯の歩行者用道路規制のために設置しているバリケード（うま）をめぐるトラブル等が発生している地区において、
－規制時間帯の前後に自動的に上昇下降
－緊急車や沿道居住者等はリモコン
による導入実験を実施