研究調査
research study
ジュニアシート使用率向上に向けた、交通安全情報発信の在り方の研究
プロジェクトリーダー:岩貞 るみこ
年度:2026年, プロジェクトナンバー:2602B
背景と目的
近年、車内に於ける小児の死傷事故が後を絶たない。この一因には、交通安全に関する適切な情報が伝わっていないことが挙げられる。インターネットの発達により省庁や自治体、企業が自らオウンドメディアを持ち発信できるようになったが、同時に一般人による発信やAIの登場により情報伝達の仕組みは変化し、安全情報が伝わらない状況が続いている。本プロジェクトでは、必要な人に必要な情報が届く実践的な仕組みを提案し、ジュニアシートの使用率を上げて子どもたちの命と生活を守り、少子高齢化の日本に於ける持続的な社会の実現を目指す。IATSS VISION 2024のうち、MOBILITY、SUSTAINABILITY、WELL-BEINGのすべてに当てはまる。
期待される成果
交通安全情報問題はCRSだけではなく、シートベルト、自転車や二輪車のヘルメット、電動キックボード、歩行者の安全対策など広範囲に及ぶ。都市計画、交通心理学、医学、刑事法、交通事故分析、ジャーナリズムなどの学際的な研究ができるIATSSでしかできないものと考える。インターネットを介した情報伝達方法のほか、インターネットに触れない保護者層に対しても効果的な手法を提案し、適切にCRSを使用してもらうことで保護者の目の前で子どもを死傷させる不幸な事故を減らしていく。なかでもジュニアシートを使用するのは自らの命を守ることができる小学生に当たるため、彼らに直接アプローチする手法を提案することで使用率向上を目指すほか、交通安全意識の高いドライバーへの成長をうながす。本研究はジュニアシートに特化して行うが、この成果は他の交通安全情報伝達にも使える手法となり、海外でも同様に活用できるものと考える。