研究調査

research study

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自動運転車を日常生活で安心して使うための安全基準ーガイドラインの整備・点検

プロジェクトリーダー:今井 猛嘉
年度:2026年, プロジェクトナンバー:2620B

背景と目的

2025年度に作成したL4自動運転車(AV)実用化に向けたガイドライン(GL)を社会実装レベルへと発展させるため、国内関係機関へのヒアリングやOECD、International Bar Association(IBA)等の国際的な法的議論を牽引する専門家・研究者とのオンラインシンポジウムを行い(risk taking 論等に基づく)GLの国際的かつ法的妥当性を検証する。2026年には国連WP29からL4に係る新たな安全基準(competent and careful driver.CCD)が示される見込みだが、そ の内実は必ずしも明確でない。これを具体化し、基準の適用範囲を明らかにすべく、GLへの加筆を試みる。本プロジェクトは、実効性の高いGLを提示し国内におけるAVへの社会的信頼を確固たるものにする点で、IATSS Vision2024の三目標全てに合致しているが、AVの安全性に係る社会的受容性を向上し維持する点で、特にWellbeingの実現に資するものである。

期待される成果

1.GL普及による実装促進 本GLを通じて、メーカーや事業者等はL4特有のリスクへの認識を深め、事故時の責任限界を把握できるようになろう。同時に、本GLは、利用者に対してL4固有のリスクを認識させ、AVの安全な利用法を啓発することになろう。こうして本GLは、L4技術の社会的受容性の更なる深化に貢献する。

2.国際基準(CCD)の実要件化 WP29のCCD基準は世界標準となるが、その内容は抽象的であり、国内の運用現場において混乱を招きかねない。そこで法学・哲学・交通心理学等の学際的知見からこれを解釈し、利用環境や車両用途の類型に応じた具体的な要件をGLに加筆することで、現場で真に機能する実効的な安全指針を確立する。

3.社会還元 以上の成果を書籍化して広く公表する。AVと人間が調和・共存する交通社会の実現を図る本プロジェクトは、IATSSの趣旨(特にWellbeingの向上)に深く合致し、社会全体に大きく貢献するものである。

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