研究調査

research study

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過疎地域における生活交通サービスの提供方策に関する検討

プロジェクトリーダー:喜多 秀行
年度:2000年, プロジェクトナンバー:H269

背景と目的

都市における交通問題は混雑に起因するものが多く、地方生活圏とりわけ過疎地域における交通問題は移動手段の不足に起因するものが多い。前者は問題が深刻になるほど混雑が目に見える形で現れてくるため認識されやすいが、後者は移動を断念する場合が増加し目に見えなくなってしまうため、ともすれば見過ごされがちである。規制緩和の進展により既存バス事業者が撤退する地域では、マイカーを利用できない住民の生活の足の確保が困難になりこういった問題は一挙に深刻化する。
地域住民自らがこのような事態への対処方策を策定しなければならない時代の到来を目前に控え、本研究では、過疎地域において生活交通を確保し、質の高い生活の維持を可能とするための種々の方策を見出したい。地域住民の足は、本来、地域住民自身の手によって検討がなされ、地域の特性や住民の二一ズに応じたサービスの提供方策が確保されるべきであろう。しかし、わが国ではそのような経験が乏しく、住民が主体的に動くことを直ちには期待しにくい。とすると、当面、地域の生活交通確保に携わるのは自治体の職員であろう。これらの職員は交通問題の担当者ではあるものの必ずしもその専門家ではなく、生活交通の確保方策を模索する際に、住民との意思疎通や検討作業に精通しているわけでもない。そこで本研究では、実際の検討を行う者の多くが自治体職員であることに留意し、できるかぎり実施が容易なものを提案することを目指したい。

成果物

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