ブックレットNo.2

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Mariko Futamura 国際港湾競争と日本の戦略45代わりに港湾の水域面積を安全航行の一つの指標として入れました。面積が大きいと大型船舶も入って来られますし、実際に船長さんに確認したところ、やはり「面積が狭い所....

Mariko Futamura 国際港湾競争と日本の戦略45代わりに港湾の水域面積を安全航行の一つの指標として入れました。面積が大きいと大型船舶も入って来られますし、実際に船長さんに確認したところ、やはり「面積が狭い所は入って行きにくくて嫌だ」とおっしゃっていたので、面積は安全航行の一つの指標になり得ると思いました。サービスの指標としては、入港時の混雑も加えました。混雑して待たなければいけない港湾は、だんだん選ばれなくなるはずです。そうするとコンテナ用のバース数が多いほうが選択される可能性も高いのではないかと考えたわけです。三つめに荷役のスピードです。ガントリークレーン(港湾の岩壁に設置された貨物の積み下ろしをするクレーン)の数が多ければそれだけ早くなります。性能の部分も考慮したいところですが、これはなかなかわからないのでクレーンの数にしました。四つめとして荷役関連のサービス、荷捌き用コンテナヤード等の大きさを変数として入れられると考えました。 残念ながら日本の場合、とくに港湾のデータには統一したものがありません。例えば、日本の五大港の詳しいデータは、神戸だったら神戸市役所の港湾局に行かないと入手できません。ポケットサイズの『数字で見る港湾』という本がありますが、統一した基準で集められたものとしては、これ以上詳しいデータはありません。ましてやコンテナバース数やガントリークレーンの数など、小さいものまで数えているわけではなく、ある港湾ではこのレベルまで、ほかの港湾ではもっと小さいものまで、というのが実態で、データの信憑性も低く、かなりデータ集めで苦労をしました。