ブックレットNo.2

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56決して満足のいくものではなかった。 また、とくに国際機関には多様なリソース(知識、情報、専門家、財源など)が蓄積されているにもかかわらず、国際機関の間での協調関係が必ずしも十分に構築されているとはい....

56決して満足のいくものではなかった。 また、とくに国際機関には多様なリソース(知識、情報、専門家、財源など)が蓄積されているにもかかわらず、国際機関の間での協調関係が必ずしも十分に構築されているとはいえず、リソースのさらなる効率的・効果的な活用が必要である。 ちなみに、EFA は教育が普及すれば社会の発展につながるという機能主義的な教育観にもとづくものであり、基本的には教育の社会的機能を積極的に評価し、教育を通した国民統合や体制の維持・再生産を促進しようとする立場に立っている。しかしながら実際の学校現場においては、EFA の旗印のもとに基礎教育の拡充が性急に試みられ、公立学校における教育の質が低下し、結果として地域間・階層間の教育格差の拡大を招いてしまっている例もみられる。 さらには、初等教育の無償化政策や地方分権化が、必ずしも地域の人々の積極的な学校運営への参加を促すわけではなく、行政への依存が増すことでかえって親の関与が消極的になってしまうケースすらある。 このような状況を踏まえると、EFA の推進に関して象徴的にみられるように、国際機関や援助機関が主導して中・長期的な教育計画を立て続けることが、各国の教育状況を改善する上で必要不可欠なことなのだろうかという疑問が湧いてくる。とくにEFA の推進過程でみられる問題としては、マクロ・レベルの指標目標の達成に重点が置かれ、国内の地域間格授業風景(カンボジア)