ブックレットNo.2

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60総会でユネスコを主導機関とする「国連・持続可能な開発のための教育の十年(DESD)」(二〇〇五年?二〇一四年)が採択された。ESD とは、「個人個人のレベルで地球上の資源の有限性を認識するとともに、自らの考....

60総会でユネスコを主導機関とする「国連・持続可能な開発のための教育の十年(DESD)」(二〇〇五年?二〇一四年)が採択された。ESD とは、「個人個人のレベルで地球上の資源の有限性を認識するとともに、自らの考えを持って、新しい社会秩序を作り上げていく、地球的な視野を持つ市民を育成するための教育」 であり、「社会・文化」、「環境」、「経済」の3つの領域を主たる対象としている。 ESD の概念は、一九七〇年代から深刻化してきた環境問題に対して教育の場からその改善を目指そうとする「環境教育」と、そうした問題意識の高まりを受けて一九八〇年代から理論面ならびに実践面において多様な成果を挙げてきた「持続可能性」に関する考え方とから構築されている。したがって、こうしたESD が対象とする教育の領域は、環境、福祉、平和、開発、ジェンダー、子どもの人権教育、国際理解教育、貧困撲滅、識字、エイズ、紛争防止教育など、多岐にわたっている 。途上国の教育をみる学術的な視点 ここまで途上国の教育に関する実践的な関心について概説してきたが、こうした国際教育協力のあり方を学術的に分析する分野が教育開発研究である。この分野は、これまで基本的には欧米の研究者たちが国際的な研究の潮流をリードしてきたが、近年、日本人研究者たち